目の重さ、眼精疲労の原因と治療法
眼精疲労
原因
原因としては、合わないメガネやコンタクトレンズの装用、パソコンやタブレット、スマートフォンの長時間の使用、明るすぎたり暗すぎたりする環境下での作業の常態化、ストレスなどが挙げられます。
白内障、緑内障、ドライアイ、斜視、近視、乱視などの目の病気や、風邪、インフルエンザ、生活習慣病、更年期障害、自律神経失調症、脳脊髄液減少症など体の病気が原因となる場合もあります。
治療方法
目の焦点を調節する筋肉をほぐす効果のある点眼薬や、目の疲れを軽減する点眼薬、または内服薬などで治療します。近視や乱視、老眼などの場合は、メガネやコンタクトレンズで矯正することも必要です。
一方、病気が原因である場合は、それぞれの病気に応じた治療が必要です。
VDT症候群
原因
パソコンやスマートフォン、ゲームなどの画面を長時間見続けることが原因で、目の疲れや重苦しさ、体の疲労感や倦怠感が現れることがあります。
治療方法
まずは、十分に目や体を休めることが重要です。画面を見続けることが必要な作業でも、できるだけ見る時間を短くし、休憩時間をまめに挟むようにしましょう。また、眼精疲労やドライアイが原因の可能性もあり、その場合は眼精疲労の治療が効果的です。
自分でできる治療法
生活習慣の改善
目や体の疲れを回復させるには、睡眠をしっかりとることが大切です。デスクワークではこまめに休憩を挟むことも必要です。また、パソコンやスマートフォン、ゲームなどは、あまり長時間使わないよう注意しましょう。
バランスの良い食事も大切です。目の疲れを軽減するために、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ルテイン、DHA、アントシアニン、タウリン、亜鉛などを積極的に摂るよう心がけましょう。
ストレス解消
目を酷使しない趣味を見つけてストレスを解消しましょう。例えば音楽鑑賞や旅行、温泉、サウナ、スポーツ、屋外での活動などです。また、半身浴もお勧めです。
病気のチェック・眼科の受診
目が重い、疲れるなどの症状は、眼精疲労や眼瞼下垂などの病気が原因かもしれません。
生活習慣を改善した後も症状が軽快しない場合は、眼科医の受診をお勧めします。
病気に応じた適切な治療によって、症状の改善が見込めます。